大沼建設
設計から施工まで、長く住まう家づくりを

大沼 伸氏

大沼建設

住所
山梨県中央市浅利2174

都内設計事務所で働いていた経験と知識を生かし「長く住まう」を念頭に、お施主様と一緒に愛着のもてる家づくりを目指す大沼建設。その想いを反映した家は、「長く住まう」であり、「長く使っていく」心地良さがあります。

記憶に刻まれていた父の背中。追い続ける建築の道

創業から今までの経緯や、なぜ建築業に携わったのか教えてください。

大沼建設は、昭和38年に大工だった父が創業し、平成22年に引き継いで私が代表となりました。
幼い頃から父や職人さんが材木を加工している姿をみたり、中学生になると現場に連れて行かれたりして、建築という仕事は身近な存在でした。何もないところに家が建っていく様子を目の当たりにして“大工さんって格好いいなぁ”と思っていました。でも、当時の私の夢は「学校の先生」でした(笑)。
高校卒業頃になると「やっぱり、建築を学んでみたい」と思い、専門学校へ進学しました。卒業後は都内の設計事務所で働いていました。ここで設計の仕事を続けていくつもりでしたが、数年後に事務所が閉鎖されることになりました。今後のことを父に相談したところ「俺も大変だから手伝ってくれ」と言われ、平成11年に山梨に戻って父と一緒に仕事をすることになりました。
このとき初めて、父は継いでほしいと思っていたが、今までは敢えて口にしなかったのだ、と思ったことを今でも覚えています。

最初から最後まで

強みや特化していること、またコンセプトをお聞かせください。

現在は、父の代から大工として働いている双子の叔父2人(ともに二級建築士)と一緒に仕事をしています。
屋号に建設とつくことから、土木関係の仕事をしていると誤解されることもありますが、住宅に特化した建築大工です。
父が創業した当時から、日本の伝統的なスタイルの家や寺社の建築を手がけてきました。地域に密着して、建物に関することは一通りやっていました。昔ながらの大工の技術を生かして、できることは何でもやります。造り付け家具や店舗の什器も作ります。だから強みは「なんでもやる」なのかなと自負しています。
近年では、リフォーム・リノベーションや増改築などライフスタイルの変化に合わせた、長く住まうための工事にも力を入れていることに加え、平成11年に一級建築士を取得し、大沼建築設計事務所を開設しました。設計事務所として最初のヒアリングから設計、工事監理、工事中の設計変更などにもワンストップで対応できるので、お施主様の声をダイレクトに反映できるのもメリットかと思います。
家づくりも昔と比べ変化していますが、高気密高断熱や耐震などはもちろん、近年の法改正への対応や省エネや断熱性能に関しても技術向上を怠らないよう努力しています。

未来に託す想い

近年、家づくりも変化しているとのことですが、どのようにお考えですか。

今では、インターネットから膨大な量の情報を、いつでも簡単に得ることができます。ネット動画ではDIYの方法を詳しく解説していたり、そのような情報はお施主様の方が詳しいかなと思います。
だれでも、最安価格を調べたり住まいのイメージ写真を検索したりできます。
こういう時代のなかで、お施主様からご依頼をいただいて一緒に家づくりをするときに、この情報の扱い方が課題になってくると思います。
 例えば、“ウッディーな洗面所”とネット検索すると素敵な画像がたくさん出てきます。これと同じイメージにしたいと決め、他の場所も同じようにしていくと、建物全体を考えた時に、ちぐはぐな統一感のない住宅になってしまうことがあります。その時は、気に入ったイメージで良いと感じるかもしれませんが、使い勝手が悪かったり、長い間には飽きがくるかもしれません。
こういうとき私たちは、お施主様の持っている情報を共有し、その真意を理解し、お施主様が納得してより良い家づくりができるように適切なアドバイスをしなければならないと思います。
 家は住む(使う)もの。長く住む(使う)ということは、とても奥が深いと思います。私たちと一緒に「造る意味・知る意味」を高めるため、どういった対応や発信をしていくか考えていく必要があると思います。また、多すぎる情報をお施主様といかに擦り合わせていくのかが課題だと感じています。

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