- 上棟式(じょうとうしき)
- 建て方(たてかた)
- 上棟(じょうとう)
- 棟上げ(むねあげ)
- 建前(たてまえ)
これらは新築を建てようとする方が耳にする言葉ですが、なかなか分かりづらい言葉でもあります。
でもそんなに難しくありません。ここでは、イラストを交えてシンプルにご説明します。
『建て方』『上棟』『棟上げ』『建前』の定義
地域や建築会社によって、これらの言葉の使われ方が異なる場合がありますが、一般的には以下のように定義されます。
建て方
柱、梁、棟木などの組み上げ作業工程自体
上棟・棟上げ
建て方の最後に、棟木を取り付ける作業自体(棟木の説明は下図)。あるいは、そのあとの上棟式を含めることも。あるいは、建て方から上棟式までを含めることも。
上棟式
上棟のときに神を祀る儀式。古くから続く建築儀礼で、工事の安全などを祈願する。上棟祭・棟上げ式とも呼ばれる。
建前
上棟と同じ意味で使われることが一般的。または、建て方から上棟式までを含めることも。
棟木とは?
下図のように、屋根の最上部、屋根の尾根部分に取り付ける材を指します。
昔から、この棟木をあげることに特別な意味がありました。もっとも高い位置に取り付けられるゆえ、棟木を納めることを上棟と呼んで、家の建築において象徴的な意味が込められるようになったのです。
以上、「建て方」や「上棟(棟上げ・建前)」の解説でした。