理想的なマイホーム、家づくりを実現するため、優良工務店と出会いたい。
そんな願いを持っている方は多いのではないでしょうか？優良な工務店は施主さんの希望を上手に引き出して、施主さんが満足できる家づくりを実現してくれます。
「知り合いが建てた家を気に入った。自分もその工務店で建てたい」
「人づての紹介で、理想の工務店に出会えた」
こんなケースならよいのですが、だれもがそんな好機に恵まれるわけではありません。
そこで、ここでは優良工務店を見分けるためのポイントを簡単にご紹介します。
『優良』の基準はオーナーさん（施主さん）の考え方や地域性、気候などで変わるのかもしれませんが、ここでは基本的な共通項を中心にまとめています。ぜひご参考ください。
目次
ポイント１『過去に建てた家のオーナーに丁寧な対応をしている。信頼関係がある』
『時間』はもっとも厳しく公平な審判者と言われることがあります。工務店がオーナーさんと時間をかけて築いた信頼関係は、その工務店の良さを知るひとつのポイントです。
「その工務店で家を建てたオーナーさんがその工務店と信頼関係を築いているか？」
「工務店の担当者はオーナーさんに丁寧な対応をしているか？」
気になった工務店があったら、オーナーさんの家を見学できないか相談することもできます。家に訪れた際には、なぜその工務店を選んだかなど尋ねてみてもいいでしょう。
ポイント2『話に向き合ってくれる、しっかり話を聞いてくれる』
『どんな家を建てたいか』『外観や内装のイメージはこんな感じがいい』『どんなことが不安か』など、あなたの気持ちにじっくり向き合ってくれる工務店が優良と言えます。
家づくりを重ねてきた工務店は確かなノウハウを持っています。そのノウハウを活かしつつ、施主さんの希望を実現していく、そういったスタンスを持っている工務店がいいのではないでしょうか。ノウハウを効率性と読み替えて、工務店にとって都合のいい仕様ばかり押しつけられては、理想のマイホーム実現は遠のいてしまうかもしれません。
担当者のコミュニケーション能力も問われます。担当者が、施主さんの希望を汲み取り、その場で返答できなくても後日ちゃんとアンサーしてくれる、予算内でなるべく施主さんの理想に近い提案をしてくれるなど、施主さんに向き合ってくれると、自然にその工務店を信頼できますね。
ポイント3『家づくりに「こだわり」の部分があり、それを伝えてくれる』
自社のこだわりに固執せず、施主さんの要望に柔軟に対応してくれることはもちろん大切ですが、工務店がその地域で家づくりを重ねてきて、得たノウハウがあります。ノウハウは得意な施工になり、家づくりの強みや理念といった『良質なこだわり』につながります。
それは間取りのことかもしれませんし、木造軸組工法かもしれません。漆喰壁の施工や梁や柱に使う材の見せ方、シックハウス対策、省エネ対策についてのことかもしれません。
そんなこだわりを、「なぜそれがいいか？」を丁寧に説明してくれながら、施主さんの家づくりに合うように提案してくれるかどうかも、工務店を判断する材料になるでしょう。
どんなことであれ、工務店がこだわりを持つということは、それまでの施工経験を大切にしている証拠。理念を持って家づくりに向き合っている証しと言えますね。
そんな工務店のこだわりを聞いていくうちに共感し、家づくりに踏み出すきっかけになることもあります。
ちなみに、株式会社七保が地元工務店に行ったアンケート『【工務店アンケート】地元工務店さんだから知る、山梨の家づくり』では、工務店は施主さんに断熱、省エネ、耐震、間取りにこだわってほしいという結果になりました。
ポイント4『断熱について説明・提案してくれる』
家づくりに限ったことではありませんが、見えにくい部分、住んでから実感する部分は、見える部分、住む前から分かる部分（デザイン、キッチン、バスなど）に比べると、説明される機会が少ないかもしれません。たとえば、断熱がそれです。
新築・家づくりにおいて、断熱は大事な要素です。断熱性能は住みやすさ、省エネ効果、騒音軽減に直接関わるためです。
こだわれば価格もあがりますが、予算と相談しながら計画段階で断熱仕様を決めることは何十年と住み続けるオーナーさんにとって大事なことです。
そのため、断熱について説明してくれて、具体的な施工方法やそれによって得られる断熱性能を説明してくれるかどうかは、優良工務店選びの１つのポイントと言えるでしょう。
▶「住宅の断熱施工の種類、断熱性能について」もご参考下さい。
ポイント5『地域で家づくりの実績がある』
優良工務店を選ぶ際、地元での建築実績は重要な要素の１つです。工務店の多くは地域密着型なので、地元や隣県での実績が自ずと多くなります。
地元での建築実績が多いということは、その地域の建築基準や規制に精通していることを意味しますが、その機域の気候や地勢に根ざした家づくりを知っているということでもあります。
「○○県○○市の住宅」など地域が分かる形で建築事例を紹介している工務店が多いので、気になる工務店があれば「建築実績を見せてほしい」と尋ねてみるのもいいでしょう。
ポイント６『打ち合わせ内容を記録・共有してくれる』
打ち合わせではその場でしかでないアイディアやひらめきが生まれることもあります。
担当者が打ち合わせ内容を手書きやパソコンでまとめて、その都度施主さんと共有してくれると、あとから見返すこともできるし、トラブル防止にもなります。たくさんのことを決めていく家づくりの過程で、要望したこと・決まったことを先方が常に整理してくれると安心できます。
『たしかに打ち合わせで要望したはずなんだけど、スルーされたかな』
こんな気持ちを抱くのは悲しいし、工務店への信頼にも関わります。工務店担当者がいつも当たり前に打ち合わせ内容を記録して共有する仕組みを整えてくれることも、優良工務店選びの１つのポイントと言えるでしょう。
山梨でおすすめの工務店が分かるサイト
山梨でおすすめの工務店をご紹介するサイトに『ナナマチ」があります。山梨で家づくりに向き合う複数の工務店を代表のインタビューや実例写真を交えて紹介しています。
